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初めて診察を受けられる方へ
(使える方のみ)保険証を御持参下さい。 腹部超音波(エコー)検査を行うことが多いですので、できるだけ尿を溜めて(おしっこを我慢して)御来院下さい。 御紹介の方は紹介者の御名前をお申し出下さい。
妊娠の確認
当院を受診される方は、9割以上が中絶希望です。妊婦健診及び分娩は行っておりません。受診時には、(1)一番最後の月経の始まった日、(2)月経周期、(3)尿検査(妊娠反応)を行った日とその結果(陰性か陽性か)と(4)既に他院を受診されている方は受診日と検査結果などをお伝え下さい。通常より量や日数が半分以下だった場合は、もう1つ前の月経の始まった日も必要です。他院で頂いた写真なども参考になります。もちろんプライバシーは守りますので、どんな事情(不倫・二股・未成年・レイプ・風俗業従事など)でもお伝え下さい。
尿検査で妊娠反応が陽性となれば妊娠しています。陰性のときは、妊娠していない場合と妊娠していても検査の時期が早すぎた場合とがあります。月経周期が規則的な方は月経開始予定の日頃から妊娠反応は陽性となり始め、1週間も遅れるとほぼ陽性となります。この頃から腹部超音波(エコー)検査でも妊娠の所見が判るようになります。この検査では膀胱に尿が溜まっているほど画像が鮮明に映りますので、おしっこを我慢して受診されて下さい。多少苦痛を伴う膣からの超音波検査は御希望の方には行います。
現在の妊娠週数が判ると、妊娠した時期や(対象が複数の場合はその相手や)分娩の時期などが大体推定できます。
妊娠中絶手術
県内はもちろん、県外(九州各県、山口・広島県)からも手術を受けに来られます。
父が開院した昭和36年以降私が後を継いだ平成11年からも、この手術において大きなトラブルは起こしていないと自負しております。また若年層の方も多いためできる限りアットホームな雰囲気づくりを心がけ、精神面のケアも行っています。
手術は妊娠5週以降可能ですが完全予約制で、初診日に即日手術は行えませんし、初診前に手術の予約もできません。月曜日から土曜日まで行えますが、外来の都合で週6日の内予約順の3日のみを手術日としておりますので、その曜日は毎週不定です。1日に2例まで、つまり1週間に6例まで行えますが、多い時は3週間先まで予約が入ることもありますので、お早めに受診及び予約をされて下さい。
但し次のような場合は手術をお引き受けできないことがありますので御了承下さい。
(1)相手の男性が中絶に同意していない場合
(2)重症な病気にかかったことがある場合
(a)がん、心臓・肺・肝臓・腎臓などの重症な病気
(b)重症な高血圧症や糖尿病
(c)ぜんそく(小児喘息のみや喘息疑いも含む)
(d)片頭痛で内服加療中
(e)出血が起こりやすいあるいは止まりにくい
(f)薬や麻酔による激しい副作用
(3)帝王切開術を受けられたことがある場合
(4)流産などで激しい腹痛や多量の性器出血が起こっている場合
(5)妊娠10週以降の場合
(6)血液型がRh(ー)の場合
(7)体重が90kg以上の場合
(8)手術当日来院時に手術代を全額支払えない場合(婦人科会の規定による)
(9)その他当院の判断による場合
手術当日は起床後手術終了まで一切飲み食いできません。(お茶一口飲んだだけでも手術は原則中止です)。午前9時30分までに来院して頂きますが、生理用ショーツとナプキン3枚を御持参下さい。(手術後出血が少量ながら続きますので、生理用ショーツのように汚れてもかまわない下着とナプキンが必要です。)病室は全て個室になっておりますのでプライバシーは守られますし、最低限の付き添いは可能ですが、御子様は御遠慮下さい。
診察・説明・前処置・点滴などの後手術となります。麻酔は静脈麻酔で10秒程後には意識が無くなりもちろん痛みもほとんど感じません。手術は吸引法で行われますので、子宮への損傷も少なく、出血も少量です。手術時間は実質5~10分間程ですが、直後の観察時間を含めると20分間程です。帰宅後の出血や気分不良ができる限り起こらないようにするために、病室に戻った後の安静時間を充分にとっておりますので、来院されてからお帰りになるまでの時間は3~4時間程となります(御都合により短縮も可能ですが、一泊の入院となることはありません)。
3~4週間程後に再受診していただき診察を行っていますが、特にピルの内服を始められる方は必ず1週間以内に受診して下さい。
ピルの処方
(1)低用量ピル
当院を受診される方の7割を占め、県内はもちろん、県外(大分・山口県)からも処方を受けに来られます。服用の目的はほとんどの方が避妊のためですが、それに加えて月経不順・月経困難症(生理痛)・過多月経による貧血などの治療も兼ねている方も沢山おられます。副作用もほとんどの方にありません。
当院の特徴として、御希望の時期に月経を起こすようにしています。先ず、初回処方時に御希望の曜日をお尋ねして内服開始の曜日を設定致します。(ほとんどの方が週末の月経を避けたい。つまり月曜日からの開始希望となります。)更にゴールデンウィーク・夏休み・クリスマス年末年始その他旅行や結婚式・受験・スポーツ行事に至るまで御希望どおりに月経を移動します。これは全服用者のリストを作り内服状況を把握しているからこそ可能な事です。この際の指導料は頂いておりません。
あなたも月経の束縛から解放されて、月経と自由なお付き合いをしてみたいと思いませんか?
(2)緊急避妊ピル(モーニング・アフターピル)
私個人の考えとしては、有名な先生方が女性週刊誌などに書かれているほど著しく効果のある方法とは思っておりません(でなければ毎日ピルを飲む必要は無いはずです)。しかし失敗時に他に行える方法も無いため、やはりこの方法に頼るしかないでしょう。
性交時に失敗してから120時間(丸5日)以内であれば有効です。休日は携帯電話に御連絡下さい。
子宮がん検診
主として若年層(20~40歳)で不正性器出血の無い方を対象としています。不正出血のある方(特に閉経後)は大病院への受診をお勧め致します。 子宮頚がんは全身のがんの中で唯一ほぼ早期発見が可能ながんです。全ての女性が毎年検診を受けると、このがんで亡くなる方を無くすことができるわけです。北九州市内に住んでおられる(住民票のある)20歳以上の方は費用の大部分を北九州市が負担してくれるので、1,000円で検診が受けられます。但し検査できない日があるため前もってお問い合わせ下さい。
当院では取り扱っていない診療
*生活保護及び母子医療の保険診療
*介助を必要とする方
*緊急性を要する重症の性器出血・腹痛
*妊婦健診及び分娩
*ぜんそく・帝王切開術後・妊娠10週以降・血液型Rh(ー)の方の人工妊娠中絶手術
*予定外の流産手術
*子宮外妊娠などの異常妊娠
*癌などの悪性疾患
*子宮筋腫
*子宮内膜症
*卵巣腫瘍
*細菌性膣症
*淋菌感染症
*クラミジア
*トリコモナス膣炎
*性器ヘルペス
*尖圭コンジローマ
*バルトリン腺膿瘍
*子宮下垂(子宮脱)
*不妊症
*更年期障害
*うつ病・不眠症・不安神経症などの精神科・心療内科的疾患
*頭痛・腰痛・皮膚炎・膀胱炎などの他科的疾患
*プラセンタ注射などの美容的治療
*ピアスの穴開け
*セカンド・オピニオンなどの他院での診療に関する相談
*男性及び性同一性障害の方
*その他当院の規約に反する方
以上に該当する方は大変申し訳ございませんが、他院または他科を受診されて下さい。